2017/03/08 12:00
こんにちは、奥村です。
僕はイベントなどに出店してステッキのご紹介をさせて頂く機会が多いのですが、
その際「必要になったら声掛けるわね。」や「杖が必要そうに見える?」というお声をよく頂きます。
やはり「杖=福祉用具・老人のアイテム」というイメージが相当強いんだと思います。
GAARUでは、杖に対するその様なネガティブなイメージを変える為の手段の一つとして、Instagramを活用しています。
これまでとは違ったステッキ・杖のイメージを持って頂ければとの想いで撮影してきました。
初心を忘れない様に過去の写真を振り返りながら改めてWalking Stickの特徴について書かせて頂きます。
Walking Stick試作段階の時です。
ステッキとしては珍しい”曲がり”の形に沿ってレザーを施すのは一見シンプルな形状で簡単に見えますが、
何度も試作を重ねた末に完成しました。手に馴染む様に選定した革・スタイリッシュなフォルムを出す為の縫製など、
品と質を両立するための技術が詰まっています。
写真はまだ始めたばかりでピントが甘いですが、かえって現場での作業感が出ていて好きな一枚です。
落ち着いた上品な美しさを表現する為にレザーの色合いにも拘りました。
革の選定は、握った時の感触だけでなく、見た目にも他のステッキにはない”品”を追求して、
革の鞣し・染め方による違い等を確認しながら進めていきました。
手前味噌で恐縮ですがこの写真は公式HPでも使用しており、三色それぞれの色味が綺麗に出ていると思います。
この頃にはHP用写真や意匠登録用の写真撮影を経験したことでカメラの扱いに大分慣れてきました。
英国紳士に代表されるファッションアイテムとしてのステッキ。
その歴史や文化から着想を得てWalking Stickは生まれました。
スーツスタイルでも様に成ります。
Walking Stickは手元のレザーに目が行きがちですが、杖の先端(地面に接する部分、杖先)にも拘りがあります。
通常のステッキと違い、ステッキ本体と杖先ゴムとの連結部に出っ張りがなく、フラットにデザインされています。
余分な装飾のないシンプルな一本杖をさらにスタイリッシュに魅せてくれます。
余談ですが、この写真のモデルは前職の取締役にお願いしました。
素人カメラマンの指示でポーズを取って頂いたり、逆にポーズの提案や衣装変更までして頂き、恐縮しっぱなしの1日でした。
義理の祖父にステッキをプレゼントした時の写真です。
義祖父は以前から別の杖を使用していましたが、「ここぞという時!」はWalking Stickを持って出掛けていると、
このお正月に会った時に嬉しそうに話してくれました。
普段使いは勿体無い!と思うかもですが、近所に出掛ける時でもガンガン使って体に馴染ませてくれるとさらに嬉しいです(笑)。
日常使いからフォーマルな場面でも使えるステッキ。
暖かくなってきたこれからの季節に、
お出掛け時のアイテムとしてご検討頂ければと思います。
どうぞよろしくお願い致します!
GAARU